ドクダミの成分、効果、効用
ここでは、ドクダミの成分、効果、効用や、ドクダミの詳細な説明をしています。
ドクダミの成分
エルチトリン、イソクエルチトリン、デカノイルアセトアルデヒド
ドクダミの効用・効果
高血圧改善、動脈硬化予防、冷え症改善、皮膚病改善、整腸
ドクダミの詳細な説明
日本各地に自生するドクダミは、古くから民間薬として利用されてきました。漢方では「十薬」「重薬」などと呼ばれ、オールマイティな薬、重要な薬という意味で解熱剤や整腸剤として処方しています。有効成分であるエルチトリン、イソクエルチトリンなどのフラボノイド系成分は、ドクダミの葉、茎、花穂などに含まれています。これらには血管拡張作用、皮膚や粘膜を強くする作用、血行をよくする作用、炎症を鎮める作用、利尿作用、ホルモンバランスを整える作用などがあります。このことから高血圧、動脈硬化、冷え性、肩こり、アトピー性皮膚炎、にきび、肌荒れ、更年期障害、慢性膀胱炎、腎炎、むくみ、便秘などに効果が高いとされています。また、ドクダミ特有の匂いのもとである精油成分デカノイルアセトアルデヒドには、抗菌効果があります。昔から民間療法として、ドクダミを水虫や虫刺されなどの皮膚疾患の治療に用いてきた先人たちは、経験的にドクダミが持つ薬効を知っていたのでしょう。